九州御朱印巡り 佐賀御城印(御城郭)巡りで佐賀県唐津市にある名護屋城(なごやじょう)まで行って来ました。豊臣秀吉が披露した黄金の茶室や、幻の天守と、巨大都市屏風絵のデザインのオリジナル御城印(御城郭)帳がある城跡です。今日で御城印 18体目です。
大手口(おおてぐち)
長くゆるやかな坂を上り 三ノ丸へ 向かいます。
三ノ丸
三ノ丸は、本丸の東側に位置し、東西75m×南北110mの大きさです。内部は、南側の区画(現在地)と一段高い北側の区画に分かれています。南側の区画は中央の井戸跡を中心に、馬場・ニノ丸、本丸、東出丸と連絡し、北側の区画は水手通路や本丸大手と連絡しています。肥前名護屋城図屏風の三ノ丸部分には、二階櫓や単層の櫓、築地塀、脇門を備えた櫓門、また山里丸に面した部分には多聞櫓や塀、そして内部には檜皮葺きの御殿が描かれています。
発掘調査では、南西部から櫓台と門跡、南東部の櫓台からは、新旧時期差のある石段を2基、中央部からは井戸跡、本丸大手門前面からは、石列や瓦留め土坑、北東部からは、門跡と改修の痕跡を残す櫓台跡を発見しています。なお、瓦留め土坑からは、「はかた 左(右)衛門」銘のる鷹羽文鬼瓦、北東部の門跡からは、名護屋城が築かれる以前に使われた「神功開寶](奈良時代)が発見されています。
看板より
本丸御殿(ほんまるごてん)跡
発掘調査では、礎石(そせき)(建物の基礎となる石)や玉石敷(たまいしじき)が確認されています。
名護屋城博物館
御城印(御城郭)は、こちらの名護屋城博物館で 購入することができます。
トルハルバン
韓国済州道独特の伝統的な石人像。朝鮮半島本土のチャンスンと同様に、邪悪なものを避ける一種の守護神として立てられていた。頭巾型の頭とユニークな顔立ち、上半身の腕と手以外が省略された姿は、石チャンスンなどの石人像とよく関連付けられる。また、棟の前に手を置く様子は韓国本土の石仏と類似しており、その影響を受けたことが考えられる。「トルハルバン」の名称は、「石のおじいさん」という意味の済州道の方言であり、1970年代に付けられた。それ以前は「ウソンモク」「ポクスモリ」などと呼ばれていた。
看板より
常設展示
名護屋城博物館の常設展示は原始・古代から近現代にいたる日本列島と朝鮮半島との交流の歴史をメインテーマとしています。
ここでは、常設展示室の展示資料の中からいくつか代表的なものをご紹介します。(貸出・展示替えによりご覧いただけない場合があります。ご了承ください。)
黄金の茶室
豊臣秀吉は、肥前名護屋の地に大陸への出兵拠点となる城を築き、全国の諸大名たちを集めて、まちをつくりました。
世界最大規模を誇った、7年間のみ存在した、人口20万人を超える幻の都市。
様々な人々が集い、文化が花開いた場所。
そこはまさに日本文化発展の「はじまりの地」。
名護屋城でも実際に披露された黄金の茶室は、この地に集った先人たちの想いや当時の息づかいを今に伝えてくれるものです。金銀の国内算出量が飛躍的に増大したこの時代、天下人・秀吉のもとには、莫大な富が集まりました。
秀吉の身の回りを彩った絢爛豪華な品々や大名・公家に金銀を配った「金賦り(かねくばり)」、大坂城・聚楽第そして名護屋城などを飾った豪華な金箔瓦や障壁画など、秀吉は美しく輝く黄金を効果的に使用しています。
そして、黄金に包まれたこの茶室も、天皇・公家や大名、そして宣教師や外国使節などに対し、政治・外交上の重要な場面で披露されました。
秀吉にとって、「黄金の茶室」は自らの権威と財力を見せつけ、見る者を圧倒する、とっておきの「舞台装置」だったといえるでしょう。この茶室が初めて史料に登場するのは、秀吉が関白となった天正13(1585)年のこと。その後、京都の御所や大坂城などで使用されています。
そして天正20(1592)年、名護屋城に着陣した秀吉は、この茶室を運ばせ、茶会や外国使節の応接に使用しています。
博多の商人・神屋宗湛(かみやそうたん)が記した名護屋城での茶会の記録「宗湛日記」によると、茶室は三畳で、柱や敷居・鴨居や壁、障子の骨・板もすべて金、障子には赤い紋紗(紋を織り出した薄い絹布)が張られ、畳表は猩々緋(しょうじょうひ / 鮮やかな深紅色)だったと伝わっています。横幅:2985mm
奥行:2839mm
高さ:1960mm設計:早川正夫建築設計事務所
観覧料:無料
茶器まで すべて 金でした~。
御城印(御城郭)
黄金の茶室公開記念の黄金の御城印(御城郭)と通常の御城印(御城郭)です。
オリジナル御城印(御城郭)帳
右が、佐賀県重要文化財「肥前名護屋城図屏風」に描かれた 天守をデザインしたオリジナル御城印帳で、左が、佐賀県重要文化財「肥前名護屋城図屏風」をベースにして、巨大都市「名護屋」と秀吉使用の五七桐紋をデザインしたオリジナル御城印帳です。
迷って、迷って、通常の御城印(御城郭)を 購入しました。写真撮影、ブログ掲載許可もいただきました。ありがとうございました。
駐車場
広い 駐車場があります。
施設情報
佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
営業時間:9:00~17:00
休館日:月曜日
※月曜日が祝休日の場合はその翌平日
年末12月29日~31日
年始 1月 1日~ 3日
入場料:無料
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