福岡御朱印巡りで、福岡県宗像市に鎮座する松岩山宗生寺(しょうがんざん:そうしょうじ)に、お詣りをして御朱印を拝受して来ました。約3000本のつつじ、約100の桜の他もみじ、桧、槙、長崎県対馬産のなんじゃもんじゃなどで知られるお寺さんです。今日で79ヶ寺目です。
山門
宗生寺山門
小早川隆景(こばやかわたかかげ)の居城として築いた名島城(なじまじょう:福岡市東区)の搦手門(からめてもん)を小早川隆景公の後に筑前の領主として入った黒田長政(くろだながまさ)公が、福岡城に移転の際宗生寺に移築したもの。
名島城の遺構としては、福岡城の名島門、崇福寺の山門が残るのみ。小早川隆景公が三原にて築いた新高山城の門に酷似する(現在の曹洞宗宗光寺の山門)。
一本のノグルミ(化香樹)で造られていると伝えられる。
パンフレットより
手水鉢
手水鉢です。
案内図
案内図です。
本堂
本堂です。
宗生寺由縁
この寺は山号を松岩山と呼び、宗祖道元禅師(高祖承陽大師:こうそじょうようたいし)を拝し、本山を永平寺(えいへいじ:福井県)、総持寺(そうじじ:神奈川県)とする曹洞宗(禅宗)に属しております。この寺の創建は、文明15年(1483年約544年前)許斐(このみ)城主多賀出雲守(たがいずものかみ)隆忠(たかただ)公が亡父菩提の為に建立、防州鳴滝(なるたき)(山口市)泰雲寺(たいうんじ)四世器庵祐歳(きあんゆうさい)禅師を請して宗生寺の開祖とした。
桃山時代の天正15年(1587年約436年前)筑前初代藩主小早川隆景公は、当寺四世桂翁栄昌(けいおうえいしょう)禅師に深く帰依し、知行百石を寄進した。
江戸時代に入ってからは、慶長15年(1610年約413年)筑前藩主黒田長政公五十石寄進、黒田忠之(くろだただゆき)公山林三千六百坪並びに観音堂再建、黒田光之公(くろだみつゆき)公鐘楼堂建立、観音堂修繕など代々藩主の外護のもとに、門葉頗る繁栄し末寺十箇寺を有する地方屈指の禅刹となった。
パンフレットより
宗生寺の歴史は古く、唐津街道が交通の要所だった頃、参勤交代のお殿様方はこの寺で道中の安全を祈り、御札をもらっていたと言われています。馬頭観世音堂には、三つの顔と六本の腕を持ち、正面のお顔の頭には馬の頭を頂く馬頭観世音様が安置されており、33年に2回だけ一般公開されます。山の斜面を利用して作られた庭園も美しく、特にツツジの満開の頃は一面が赤やピンクで彩られ、とても幻想的です。また、大晦日の夜には、希望者(108人まで)、鐘楼堂にて除夜の鐘をつくことができます。
観音堂
御本尊は奈良時代の高僧「行基」の「一刀三礼」の作と伝えられている秘仏です。三面六臂(さんめんろっぴ)、憤怒層(ふんぬそう)つまり、三つの顔と六本の腕を持ち恐い顔つきの表情を持ち、正面お顔の頭には馬の頭を頂く馬頭観音様の特徴をしています。馬を頭に載せるところから「馬頭観音」と呼ばれています。
観音三十三化身像の一つ、また六観音の一つの列せられています。往古は大穂と野坂の境にある鐘撞田(かねつきでん)と言う旧唐津街道を、1.5キロメートル下った所にありましたが、兵火にあって堂宇(どうう)が焼失し、永享元年(1429年、約600年前)宗生寺の境内の現在地に移転してきました。
慶安2年(1649年、約374年前)筑前藩主黒田忠之公の堂宇再建、延宝6年(1678年、約345年前)黒田光之公の修繕で現在に至っている。
【馬頭観音】
馬頭観音は観音の「三十三化身」の一つと言われていますが、本来一つの観音様(聖観音)が、諸々の苦悩を持つ一切衆生を救済する(救う)ために、それぞれの苦悩に応じて変えて現れる姿(応現身)が三十三様あると言うことが経典の中に示してあります。その中のひとつが馬頭観音様です。六観音の一つでもあります。
〇馬頭観世音菩薩御開扉(御開帳)
観音堂の御本尊sまである秘仏馬頭観音龕(がん)(宮殿:くうでん)の扉は33年に2回(17年、16年交互)開かれ、4月の大祭法要の1週間の間開かれています。
次回は令和38年(2056年)になります。
御開扉では日頃拝めない御本尊様のお姿を拝めるほか、観音様にまつわる宝物(馬の角、血書法華経(けっしょほけきょう)、縁起、金の牛など)が公開されます。次の縁日のときは祈願法要が行われます。
パンフレットより
庫裡
御朱印は、こちらの庫裡でいただけます。事前に連絡をさせていただき お受けしました。
お守り
お守りです。
御朱印
御朱印です。直書きでいただきました。ありがとうございました。
御開扉切り絵御朱印
令和5年(2023年)、御開帳の記念の切り絵御朱印です。まだ、残っていたので お受けしました。
鐘楼堂
鐘楼堂および梵鐘
鐘楼堂は、延宝6年(1678年、約345年前)黒田光之公の建立寄進であります。梵鐘は、先の第二次大戦の時、昭和19年供出以後久しくさがっていませんでしたが、平成2年の御開扉を記念して、檀信徒の方々から寄進されました。また、建物も修復されました。
パンフレットより
駐車場
山門の手前に停められます。
宗生寺庭園
寺を囲む起伏に富んだ山の傾斜と岩間から湧き出る岩清水を巧に利用し、つつじ、椿で造られている。約150株は、樹齢約200年。天明4年(1784年約236年前)第16世霊岩不文禅師代の作庭である。ほかには約3000本のつつじ、約100本の桜の他もみじ、桧、槙などが植わる。近年長崎県対馬産「なんじゃもんじゃ(ヒロツバタゴ:天然記念物)も知られる。四季おりおり趣があります。
パンフレットより
寺社情報
松岩山宗生寺(しょうがんざん:そうしょうじ)
福岡県宗像市大字大穂937
御本尊:馬頭観音
1000ヶ寺目指して 御朱印巡りします。
正確に言うと 寺社だけで 1000ヶ寺です。
今日で 79ヶ寺目の御朱印をいただきました。
残り 921ヶ寺です。
福岡県の御朱印が拝受できる神社
福岡県の御朱印が拝受できる寺社
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