求菩提資料館【福岡】めちゃくちゃ おすすめです。

福岡県求菩提資料館(福岡)カラス天狗 神社仏閣以外
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九州御朱印巡り 福岡御朱印巡りで、福岡県豊前市に求菩提資料館(くぼてしりょうかん)に、行って御朱印を拝受して来ました。カラス天狗、山岳信仰、修験道や、企画展などがある資料館です。

 

外観

福岡県求菩提資料館(福岡)外観

ここ、穴場です。無料でいろいろな展示もあり、見どころ盛りだくさんです。

わが国の宗教は山岳信仰に始まると言われます。その山岳信仰をベースに、東北アジアのシャーマニズム、中国の道教、そして密教が結びついて成立したのが「修験道」と呼ばれる神仏習合の宗教です。
信仰の山としての求菩提山の歴史は5~6世紀にさかのぼるとされますが、12世紀初め頃(平安末期)に旧豊前国宇佐郡出身の僧、頼厳(らいげん)によって、ここに修験道がもたらされることになります。それ以来、明治元年(1868)の神仏分離令まで、天台宗護国寺を中心に、求菩提山は九州を代表する一大修験道場となりました。

求菩提資料館は、求菩提修験道にかかわる銅板法華経、経塚出土品、神仏像、古文書、さらには山伏の生活用品等、豊富な資料を収蔵展示しています。

求菩提資料館ホームページより

 

受付

福岡県求菩提資料館(福岡)受付

入口入ってすぐに 受付があります。最初 御朱印だけお受けして すぐに出ようと思っていたのですが、無料と聞いて 思わず 見学してしまいました。

 

常設展示

福岡県求菩提資料館(福岡)展示

常設展示のコーナーです。

 

洞窟信仰

福岡県求菩提資料館(福岡)洞窟信仰

洞窟信仰

かつて人びとは、山中の横穴洞窟を住居としました。その時代の名残と、中国の敦煌(とんこう)や雲崗(うんこう)などの石窟寺院の影響とが合わさって、「洞窟信仰」が生まれたと言われています。

洞窟は、山伏たちにとって、特別の意味を持つものでした。窟のくぼみは、霊力の最も集まる場所だと考えられたり、あの世への入り口だとされたりもしました。さらに、山伏たちは、洞窟を母親の胎内に見立てたりもしたのです。

そして、洞窟は、霊が集まり、あの世への入口であり、母の胎内であるが故に、納骨の場、納経の場、入定の場、修行の場となりました。

館内より

 

天狗

福岡県求菩提資料館(福岡)カラス天狗

天狗の由来

中国の歴史書「史記」では、流星を「天狗星」と表現しています。わが国で天狗が初めて登場するのは、「日本書紀」の中の「天狗(あまつきつね)」の文字で、ここでも流星と結びつけてとらえられ、音を発しながら地上におりてきた怪獣、つまり空飛ぶ狗とされました。その後、天狗は、「今昔物語」では。鳶(とび)の姿になり、「平家物語」では、「人にて人ならず、鳥にて鳥ならず、犬にて犬ならず、足手は人、かしらは犬、左右に羽根はえて飛び歩くもの」とされます。そして、これはやがてカラス天狗になるのです。さらに「太平記」では、山伏の姿で登場します。きっと、修験の秘術を駆使する山伏と、神通力を持ち空中飛行もするという天狗とが同一視されたからでしょう。このように天狗はさまざまに容姿を変化させますが、人びとはそれにおびえたり、それを楽しんだり、あるいはそれを守護神だと考えたりしました。

豊前国・求菩提山も天狗の山です。求菩提のカラス天狗はその名を「次郎坊天狗」と言い、「火伏の神(火をしずめる神)」として、その昔人びとの信仰を集めました。

館内より

 

昭和レトロな生活

福岡県求菩提資料館(福岡)昭和レトロな生活展

企画展示で、昭和レトロな生活展が開催されていました。

 

福岡県求菩提資料館(福岡)昭和レトロな生活展

昭和世代なので、懐かしいものが たくさんありました。

 

フランス人形

福岡県求菩提資料館(福岡)フランス人形

フランス人形

昭和30~40年代中頃まで、大流行した日本製の人形です。当時は応接間やピアノの上などに飾られ、高度経済成長期の豊かな暮らしの象徴でもありました。

館内より

私の実家にもありました。(懐かしい)

 

アデリアグラスと昭和レトロな生活展

福岡県求菩提資料館(福岡)アデリアグラスとレトロな生活展

近年、「昭和レトロ」がブームだといわれています。今回の企画展では、昭和40年代に流行したアデリアの脚付きグラスを展示し、「昭和レトロ」のデザインをみるとともにその時代背景を考えます。

若者にとっては新鮮で、そうでない方にとっては懐かしい昭和レトロなグラスをお楽しみください。

館内より

 

福岡県求菩提資料館(福岡)アデリアグラス

とても きれいなグラスがたくさんありましたが、この脚付きのグラスは 初めてみました。

 

仏像

福岡県求菩提資料館(福岡)大日如来像

左から、

胎蔵界大日如来像(たいぞうかいだいにちにょらいぞう)

平安末期(12世紀)檜材

室町時代(14~16世紀)に補修されています。

築上郡上毛町 光林寺 所蔵

真ん中

大日如来(だいにちにょらい)

大日如来は、梵名マハーヴァイローチャナの訳です。太陽を神格化することによって創造された仏で、密教や修験道にあっては、諸仏を統一する最高の仏とされています。

「金剛界大日如来」

腕前で左手の人差し指を立てて拳をつくりその人差し指を右手の拳で包み込む智拳印(ちけんいん)という印相をしています。衆生を悟りへと導く仏の「智恵」を象徴していると言われます。

「胎蔵界大日如来」

腹前で両手の全指を伸ばして組み合わせる禅定印(ぜんじょういん)又は法界定印(ほっかいじょういん)と呼ばれる印を結んでいます。万物を宿し育む仏の「慈悲」を象徴していると言われています。

右側

不動明王立像(ふどうみょうおう)

修験道では、不動明王を大日如来の使者あるいは化身だとしました。そして山伏だちは、自らを不動明王の化身だと考えたのです。求菩提山は不動信仰がさかんで、山伏の各坊には不動明王がまつられました。この不動明王立像は、桧材の寄せ木造り。鎌倉時代末期(14世紀)の作と推定されます。

館内より

 

呪詛(じゅそ)

福岡県求菩提資料館(福岡)呪詛

呪は、咒とも書きます。口は「祈る」という意味で、几は人のひざまずいた形をかたどっています。呪詛とは、神霊の力により願いを達する、恨みある人に災難を降らす、あるいは己に降りかかった災いを祓うという意味です。

館内より

 

呪符(じゅふ)

福岡県求菩提資料館(福岡)呪符

呪符(じゅふ)

呪符は、「護符」とも「霊符」とも呼ばれる、まじない札です。人々はのろい・たたり・病などの災難を避けるために身につけました。

求菩提山に伝わる呪符を見ると中国の民間信仰である「道教」の霊符と大変よく似ていることがわかります。修験道が日本版道教と言われるゆえんです。

館内より

 

大鳥居

福岡県求菩提資料館(福岡)一山の組織

かつての東の大鳥居。道路の拡幅のため、昭和30年代に求菩提山内に移設されました。

館内より

 

お守り

福岡県求菩提資料館(福岡)御守

カラス天狗のお守りです。

 

御朱印

福岡県求菩提資料館(福岡)御朱印

御朱印は、書置きのものを お受けしました。写真撮影、ブログ掲載許可もいただきました。ありがとうございました。

 

駐車場

福岡県求菩提資料館(福岡)駐車場

手前の方に 2台ほど 停められます。もしかしたら 奥の方にも、停められるかもしれません。(奥の方には キャンプ場らしきものもありました)

 

 

施設情報

求菩提資料館(くぼてしりょうかん)

福岡県豊前市大字鳥井畑247

開館時間  9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日   月曜日(但し祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/28~1/4)

 

 

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