大分御朱印巡りで、大分県日田市天瀬町に鎮座する高塚愛宕地蔵尊(たかつかあたごじぞうそん)に、お詣りをして御朱印を拝受して来ました。神仏混淆の形式をそのまま残している珍しい地蔵尊です。今日で82ヶ寺目です。
入口
入口です。
案内図
境内は 広いです。
鳥居
神仏混淆の形式なので、鳥居もあります。
手水舎
手水舎です。
鐘堂
鐘楼もありました。
拝殿
拝殿です。
行基に始まる
今から千二百年余年前の天平十二年、行基という偉い僧が聖武天皇の命を承けて、筑紫の国を巡られました。
帰路、豊後の国日田郡を経て求来里村杉原にいたり、みどり深い東西の地形を眺めたとき、行基は身の引きしまるような霊気と、言いようのない有り難さに心を打たれ『この地こそ、国や人々の悩みを救う大権現様の出現される霊地に違いない』と予言されたのでした。
行基はそれから岩松ヶ鼻(現在の天瀬町馬原の鞍形尾)を通って、この高塚の里に着かれました。
いちょうの中に金色の光
山中で一心に地蔵菩薩を念じていた或る晩のこと、東南方にそびえる大きな公孫樹(いちょう)の中辺に、突然、金色の光を放つ三個の玉を見たのです。行基はおどろき、我が祈りが地蔵菩薩に届いたおしるしであろうと、なお一心に祈り続けました。
夜が白みかけても玉の光はおとろえません。行基は従者をしりぞけ、ひとり、いちょうの大木に登ってみると、三個のうち、ひときわ光る一個は乳房の形をした宝珠でした。
行基菩薩が自ら刻まれた
宝珠を捧げて地に降り立った行基は早速、みずからのノミをにぎって一体の地蔵菩薩を彫り、里人たちに『まことの心をもって宝珠、地蔵菩薩に祈願するなら広く万物は産み栄え、一切のご利益を与えられよう』と説かれたのでした。
その後、いちょうの大木は『乳銀杏』(ちちいちょう)と呼ばれ、永い歴史の間、子宝を恵む霊樹、母乳をさずける霊樹、子供のすこやかな成長をかなえてくださる霊樹として、人々の崇敬を集めてきました。
行基菩薩の遺徳を偲び御堂を建立
行基は天平二十一年二月二日、八十二才で亡くなりました。その後天暦六年二月、行基の御遺徳を偲んだ里人たちが、大いちょうのかたわらに小さな御堂を建立し、行基のきざんだ地蔵菩薩を祀ったのが『高塚愛宕地蔵尊』の始まりです。
社務所
社務所です。御朱印は こちらでいただけます。
お守り
お守りです。
御朱印
直書きでお受けしました。ありがとうございました。
一念堂
社殿の裏の方に 一念堂があります。
中には たくさんのお地蔵様がいらっしゃいました。
閻魔様
閻魔様もいらっしゃいました。
お土産屋さん
駐車場から 境内までの間に お土産屋さんもありました。
駐車場
広い駐車場があります。
他にも。水掛地蔵、願い紙、霊水、恵の玉、おかかえ地蔵など 見どころ満載です。
寺社情報
高塚愛宕地蔵尊(たかつかあたごじぞうそん)
大分県日田市天瀬町馬原3740
御本尊:地蔵菩薩
年中行事
3月24日:春の大祭
9月24日:秋の大祭
4月20日・8月20日:弘法大師祭
8月17日:足手観音祭
9月15日:大神宮祭
1000ヶ寺目指して 御朱印巡りします。
正確に言うと 寺社だけで 1000ヶ寺です。
今日で 82ヶ寺目の御朱印をいただきました。
残り 918ヶ寺です。
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